刺繍作品制作ブログ

【立体刺繍】花のアクセサリー ワイルドローズ|デザイン画とスケッチ道具

立体刺繍の花アクセサリー デザイン案

立体刺繍、花のアクセサリー。今回制作する予定の花は、ワイルドローズ。

まずはデザインを考え、描いてみる。

立体刺繍に限らず、刺しゅう作品は全てデザイン画を描くところから始めます。

立体刺繍 花のアクセサリー デザイン案下書き

立体刺繍 花アクセサリーのデザイン案

立体刺繍の花アクセサリーデザイン案。制作する予定のワイルドローズをスケッチしました。

特に見本を写すわけではなく、本や写真を見ながらだいたいの花の形を鉛筆でスケッチ。

花びらや葉を書き足したりしているうちに、初めに書いたイラストと変わってきたりします。プロの絵描きではないのでそれも愛嬌。

特に紙や鉛筆にこだわりはないので、気分でコピー用紙を使ったり絵の具を使ったりする事もあります。

 

刺繍デザイン画を描く時の道具について質問をいただくので、今回使った少しご紹介します

刺繍デザイン画スケッチに使った道具

刺繍デザイン案スケッチ道具 FABER CASTELL

私が刺繍デザイン画のスケッチに使っている鉛筆は、FABER-CASTELL(ファーバーカステル)

8B〜2Hまで揃っていますが、色を付けるデザイン案スケッチに私が良く使っているのはほぼB。

刺繍デザイン案スケッチ道具 FABER CASTELL

修正くらいならシャープペンシルでしてしまいますし、特に高価な鉛筆を購入する必要はないと思います。

イラストはデザイン案。

あくまで刺繍作品を作るためのデザインなので、スケッチには時間をかけず簡単に済ませています。

 

下書きをしたデザイン画に色を塗るのは、水彩絵の具や色鉛筆。

その時の気分で使い分けています。

 

立体刺繍 花のアクセサリー デザイン案色塗り

立体刺繍の花アクセサリー デザイン案

大雑把に鉛筆で描いた立体刺繍の花アクセサリーデザイン案に、今回は色鉛筆で色づけ。

色鉛筆で色づけする時もあれば、水彩絵の具で色を付ける時もあります。

制作する予定作品は、ワイルドローズ。

あまりキレイに塗る事はしませんがデザイン画を元に糸を選定するので、花の形よりも色合いを重視。

刺繍糸で制作するものなので簡単な色塗りですませますが、カラーとグラデーションだけはできるだけ再現できるようにします。

デザイン画を元に刺繍糸を選定

立体刺繍 花のアクセサリー 刺繍糸選定

描いた立体刺繍のデザイン画を元に、刺繍糸を選定していきます。

私が使っている刺繍糸はDMC。だいたいひとつの作品に使う刺繍糸を、3〜5色選びます。

DMCの刺繍糸は全色揃えているので、微妙なグラデーションも考えながらチョイス。

刺繍糸を全色持っているというと驚かれますが、特に意識して揃えたわけではなく長い作家生活の中で自然と揃ったもの。

全部部屋に並べたことはありませんが、お店屋さんのようです。

立体刺繍を制作する花の種類で布地を選定

立体刺繍アクセサリーを制作するベースとなる布地は、花の種類によって選定します。

一番よく使うのは麻布。

可憐なコスモスのような花を立体刺繍する時は薄地のリネンを選び、肉厚な花を制作する時にはフェルトを選ぶ時もあります。

立体刺繍の初心者におすすめする布地

立体刺繍の初心者の方は、フェルトを選ぶととても制作しやすいです。

布地もしっかりしていて、初心者の方にはとても扱いやすい。

ですが、注意しなければいけない点がいくつかあります。

麻布を使った立体刺繍とフェルトを使った作品では、用意する材料が異なること。

刺繍糸を使うことは変わりありませんが、花びらを形成する際のワイヤーは号数も違いますし種類も違います。

初めから沢山の材料を揃えて、作品を作るのはとても大変。

フェルトから始める場合はいくつか作品を作って慣れるまで、フェルトの立体刺繍を作ると良いと思います。

デザイン画を元に立体刺繍の制作

立体刺繍のデザイン画と布地や刺繍糸の選定が終わったら、やっと作品づくりです。

次回は実際にデザイン画を元に、布地をカットし刺繍糸を刺していきたいと思います。